検索マップ 長崎【五島・白瀬】 @馬場裕幸
狙いはクロなれどヒラスやイサキの魚信続く凄い約場
■なんとA級磯である白瀬に全員上礁でラッキー■
9月最後の土、日曜を利用して、会社の釣りクラブ・チームRの大会を五島列島で行った。チームRはまだ釣りを始めて間もない人が多いため、個人戦ではなく二人一組のチームがクロ5匹の重量で競う。
午前8時45分、陸のホームグラウンドであるまるきん伊万里本店に集合した。ここは最近改装され、店内は明るくとても商品が見やすくなっていた。百田店長に五島の状況を聞いてみると、クロはあまりよくないがイサキは釣れているとのことだった。全員が集まり、エサを購入したところで出発した。
あじか磯釣センターに着くと、南船長が操るブラックフィンに荷物を積み込む。釣人は私たち八人と他に二人で、予定通り田平港を12時に出港した。当日は小潮で天気は曇り、東寄りの風がときおり強く吹いている。波は1mとベタ凪状態の絶好の釣り日和だ。
今日はどこでも行けそうなので、みんなどこに行きたい?と聞いてみたら、「白瀬に行きたい」という返事が返ってきた。白瀬に行けるといいなと思いながら仮眠をとった。約一時間半経ったころエンジンがスローになったので外に出ると、自瀬灯台が目の前にあった。有島の中でも屈指の超A級釣場である。
■思い出の釣場での久しぶりの竿だしにワクワク■
初めに他の二人が上がり、次に私たちのグループが瀬上がりする。小白瀬のハナレに矢川君と友広君、白瀬のカベに池上君と山本君、小白瀬の南側に会長のえがちゃんとシンディー、最後に私と浜ちゃんが小自瀬のカドに上がった。カドは五年前、私が初めて自瀬に来たとき瀬上がりした磯でもある。そのときはクトブトの21kg、マダイ7・6kgを釣り上げた。思い出の場所に再び瀬上がりしたときはワクワクした。
さっそく、マキエ作りに取りかかる。足元から水深があるので全層対応の配合とした。オキアミ一角半にボイル半角、比重が小さいヒロキューのイッキ浮かせグレ、それに全層を狙える制覇グレ各一袋ずつを手で丹念に混ぜ合わせる。ツケエは生イキくん2Lと半ボイルを使用する。
潮は水道を抜けて東のほうへ向かい、私の足元はその潮に引かれている。その引かれ潮を狙うべく仕掛けを作りながら、合間にマキエを入れる。仕掛けを組み終わって足元を覗いてみると、すでにたくさんのエサ盗りが湧いている。マキエを二、三杯打ち、仕掛けを沖めに入れて足元まで引き戻す。そしてウキに二、三杯マキエを被せる。これを繰り返すが、釣れるのはエサ盗りだけ。どうやら苦戦しそうだ。
■大型ヒラスの回遊に遭遇 白瀬の実力を痛感■
16時30分ごろになると、20mほど沖で、大きいものでゆうに1mを超えるヒラスが回遊してきた。私は足元を集中して釣っていたが、浜ちゃんは仕掛けを張りぎみにして沖を流していた。それにヒラスが当たったが、どうすることもできずにハリス切れ。白瀬の凄さに驚いていた。
彼のバラシを見て、私もフカセでヒラスを狙ってみた。約10m沖にマキエを打つとすぐにヒラスが寄ってきた。警戒心をなくすため、しばらくマキエを打ち続ける。仕掛けを入れるとすぐに当たってきたが、今まで体験したことのない強烈な引きだ。やっと走りが止まったので一気に手前まで寄せ、仕留めたと思った瞬間、再び突っ込まれた。結果は道糸から飛ばされ、お気に入りのウキまで流して大ショック。タモに収めるまでは油断禁物だということを痛感した。
次は道糸5号、ハリス4号とランクアップさせ、今要は掛けたら取り込んでやるという思いで仕掛けを投入する。すぐに当たりが出たが、今度はあっという間にハリスを飛ばされ、さすがに簡単に釣れる魚ではないと実感した。右のほうを見ると会長もヒラスを掛けており、十分くらいやり取りした末、手前まで寄せてきた。が、私がタモを用意した瞭間、彼もまたハリスを飛ばされ、釣り上げることはできなかった。ヒラスはその後、どこかに去ってしまった。タマズメが訪れたので足元で一発大物のタロを狙うが、やっぱり釣れるのはエサ盗りだけ。
■夜グロは一投目の当たりで朝まで打ち止め?■
辺りが暗くなるとウキが見えなくなったので、夜釣り仕掛けに替えてマキエを作る。夜釣り用のそれはオキアミ半角、ボイル半角、アミ一角、パン粉2也、制覇グレ一袋に水を加え、ベチャベチャに混ぜ合わせて準備完了。腹が減ったので、浜ちゃんと一緒におにぎりとカップラーメンを食べる。ヒラスを釣りたかったねーという話で盛り上がった。
そのとき、同じあすなろ会の宮岡さんから電話があり、「夜出しで、白瀬灯台の東側にあるハシゴのとこに来るからねー」ちょうど私が釣りをしているところから見える位置だ。
夜グロ狙いでは昼と同じポイントにしばらくマキエを打ち、仕掛けを瀬際に入れる。すると仕掛けが竿二本ぐらい入ったところで、ウキがゆっくり沈んで行った。夜釣りの一投目から当たりだ。合わせを入れるとずっしりとした重量感が手に伝わる。しばらくやり取りして浮かせたものの、瀬に突っ込まれハリスが切れ、あえなくバラしてしまった。
感触では1・5kgは確実にあっただろう。手応えからしてクロのようだったので非常に悔しい。一緒に組んでいるシンディ一には、申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
21時ごろからイサキの32cm前後が釣れ始めた。粘って瀬際を攻めるが、当たるのはイサキだけ。しばらくイサキと遊んでいると、富岡さんを乗せたカイザーがやってきた。手を振ると、富岡さんも手を振っていた。瀬上がりを済ませた富岡さんからさっそく電話があり、状況を聞かれたので、「クロをバラした。あとはイサキだけ……」そう答えると、クロはいるんだね〜という返事が返ってきた。私はその後もクロを必死に狙ったが、結局イサキしか釣れない。朝まで釣るにはマキエも足りないようで、朝マズメ用のマキエを混ぜ、二時間ほど仮眠をとった。
■翌日もイサキは好調、本命のクロは……■
明るくなり始めた6時から、昨日と同じマキエを約2m沖に入れた。マキエを見ていると、潮は左右にゆらゆら流れている。エサ盗りの中には、昨日は見えなかったクロの姿がちらほら見えているので期待できそうだ。
夜釣り仕掛けの全層環付Bから全層くわせ00、Jクッション水中M・J3からクッション水中に、ガン玉G4からG7に交換して朝マズメの良型クロを狙う。仕掛けを張りながら瀬際に入れる。しばらくすると竿先に当たりが伝わった。夜よりは型が落ちるが、まずまずの型のイサキが食ってきた。イサキを数匹釣ったところで、小型ながらクロが当たってきた。しかし、その後はバリなどのエサ盗りばかりで、本命は食わないまま9時30分に納竿。しばらくするとブラックフィンが迎えにきた。
田平に戻るとクロ5匹の検量が始まった。その結果、1800gで会長・池上君チームが優勝。2位は1680gで矢川君・山本君。そして私とシンディーが650gで3位(夜釣りで掛けたクロを釣っていると思うと……)に入賞した。シンディーはフカセで45Cmのイシダイを釣り上げていたのだ。ちなみに、ボーズに終わった浜ちゃんと友広君は最下位で、彼らには罰ゲームとして、上半身裸にフローティングベストを着て約2kmを歩いてもらうことになった。
今後、エサ盗りが少なくなるとクロのキロ級が釣れ出すので白瀬は面白くなるだろう。最後に、釣り具のまるきん本店、あじか磯釣センターさんに協賛していただき、ありがとうございました。
(メモ)
★まるきん(伊万里本店)0955・23・3518
★あじか磯釣センター 0950・57・0883
(あすなろ会/チームR)