鵜澤政則の超エッセイ雑談ではございますが…
 49 国家的予想系の各々方、今期もやって頂けましたね

ここ数年続いた暖冬も今期は厳しく冬らしい冬になっていて、気象協会の予報は今期もまたもや“はずれ”でした。
 
某気象予報系の国家機関の下請け気象協会が冬の初めに出した長期予報は、別にどこかの政府発表の経済長期予報と歩調を合わせているわけではないと思いますが、年の始めにあっさりと変更され、景気はマイナス成長に、気象のほうはそれまでの暖冬予報が一転して「厳しい寒さが続くでしょう」に変えられてしまったのでありました。

■期待を裏切るなら予想すんな〜!!■
 
まあテレビでその発表をしていた某有名気象予州報士のいいれけも、政府関係者のいいわけも似ています。

「あくまでも予報というものは予報なのですから…」。おいおい、白の予報が黒だったとまではいわないけれど、普通の神経ならそんないいわけはできないでしよう。「ナンチャッテ」で済ますなって−の。それなりに期待していたところもあったのだから。で、あっさりとそう言われてしまって次の画面あるいは答弁に移られてしまえばそれまでで、「ちよっと待てよ!」と言えないのがテレビなのです。
 
戦時中の大本営発表くらいの効力があると未だに思っている人が多い我が日本では、その予報で一喜一憂している人は多いのです。それは天気、天候に左右される業界の人達であり、それは政府発表の経済指標に惑わされている今の日本の経済そのものといってよいほと良く似た現象です。最初は皆信じていたのですが、最近は狼少年状態であまり信用はしていないものの、“でももしかしたら…”という気持ちも心の隅には持っているのです。
 
それを天気にしろ、経済にしろ、あまりにもあっさりと変更をいってくれますよね。たまには自慢げに「ほら今期は当たったでしよう!」と自慢してください。いまさら明日の天気の当たり外れは細かく言いません。

天気図の変化を見れば大体誰でも予想できるのです。

しかし長期予報の一言によって、釣り人は冬の装備を考えたり、水温、気温の動きをイメージして自分の釣り計画を立てたりするし、世間ではその発表いかんで暖房器具やオーバーなとの重衣料が売れたり売れなかったりするのですから、「暖冬」と発表された時の歳の瀬はもうバーゲンの洪水です(まあ石油関係は安くなるはすだけれど、その代れりに別の値上げをされますが)。寒い冬なら大事に売られる商品が、そういう予報が出た途端に業者が浮さ足立ってしまい、さっさと見切りを付けられて在庫整理で叩さ売うれてしまうのであります。

たとえその年の瀬が寒くなっていたとしても、世間が“この冬は暖かい”と思っているのだから仕方ありません。そうするしかないですし、まあそのくらい実際はみな買わなくとも必要なものは持っているということです。そして歳が明けてもまだ寒く、「あれ〜、いったいいつ暖かくなるのかな?」と思っていたらいきなりの予報の修正で「この冬は寒さが厳しいでしょう。なんちゃって!」。業者からすると「そりや−無いぜ、ベイビー!」です。
 
今までは“この冬は寒いという予報を出しておいて、いざ冬になったら暖冬だった”こいう予報が多く、これは経済的に見てもOKなのですが、今期の逆の予報のおかげでそれでなくとも景気が悪くて売り上げが上がらないのにさらに追い討ちがかかったようで、経済的減収は相当なものです。
 
今年も引き続きこんな感じで先の見えない天気予報と経済予想が幅を利かせて続さそうな気配です。しっかりしてくれよ!

■予報だけで被害甚大■

しかし、「暖冬」と予報しておいても、いざフタを開けてみると寒い日が続いているから、急遽「厳しい冬」に変更してしまいます。でも誰もが肌で感じても分かるくらいそのまんまの「このまましばらく厳しい冬が続くでしよう」なんて、こんな予報なら別に予報官に言われなくたって誰だって分かるって。
 
景気のほうもー緒で、悪い悪いといわれているからよけいお金を使えないのです。

「こんな不景気ガ当面続きそうなら、無理して今買わなくてもいいや」とか、「買い控えよう」とか、やはりそういう景気の話に大衆は敏感に反応します。もともと日本人はあまり主体性やポリシー、アイデンティティが明確でなくて、マスコミや大本営発表にめっちゃ弱く、個人の感覚は殆どといっていいほど持ち合わせていないのに、うわさだけは大好きな国民性なのです。

そして年が明けて「そろそろ景気も…」と思っているところにさらなる下方修正の上塗り。…たまったものではありません。その一言がまたもやデフレスパイラルの渕へと日本を落とし込んでいくのです。
 
釣りのほうの予報も、冬の日本海の予想は今期もいつもの例に漏れず、当たるのか外れるのか全く読めません。この場合は潮の流れの関係もあるのですが、去年までの予報が全く役に立たす…という状態です。せめて週末くらいは釣れなくとも天気さえ良ければ…と思っている釣具店さんも多いでしょう。
 
終期に入っている東北のクロダイ、せめて最期に紙ふぶきならぬとも花を咲かせたかったものです。僕も先日テレビの撮影に行ったのですが、予報に反してのあいにくの西風と水温の低下で今期はホッケの大漁で終わってしまいました。この時期に凪が2日保つことは、よほとのことがない限りめったにありませんからね。こういう時はいくら粘ってもダメなものはダメなもので、さっさと諦めたほうが得策です。何事も無理をして引きずるだけよけいに傷口が大きくなりますから…。