【穴場地磯の驚異パートU】43cmのオナガと3号ラインが2回もプッツン
■長崎県野母半島東岸 千々&藤田尾■
       @平山康弘

43Cm1・2kgのオナガをゲット! 10月26日(土)千々の地磯

初寒波の襲来で波高2・5mとなり、またもや三ツ瀬釣行は流れてしまった。好調の古物と、釣れ始めたクロを狙おうと準備万端だつただけに残念である。ということで、この日も最近のお決まりとなった地磯探検隊となった。

今回は白木隊長が不在だが、マグレで私が釣ったキロ級のオナガの話が行き渡り、五名のメンバーが集まった。朝、何時に集合しようかと悩んだ末、5時に決定。最初は6時にしたのだが、地磯なので先客がいると重い荷物を持って大移動しなければならないからだ。

渡船と遠い、地磯釣行は荷物が大変。前回は距離感が全く分からないのと、張り切ってかついだために、しばらく腰痛で大変だった。そこで今回は、少ないマキエで効率よく攻めようと、ヒロキューのイッキ浮かせグレ1袋、ホワイトパワープラス半袋をオキアミ1角に混ぜ、これを3時間の分量とした。それでも40Cmのパッカンが一杯になった。その後、後半戦用として同じマキエをもう一回作る予定だ。
 
テクテクと歩いて釣り場に着いたら、二人の先客が、二手に分かれようと思っていた一方におられた。仕方がないので、メーンポイントで五人仲良く釣ることにした。少し戻って小山を越えると、湾の左側に魅力的な広い釣り場があるのだが、荷物をかついでの移動はこれ以上したくなかった。
 
先客の方は、先日も同ポイントで私達より先に釣っておられたので、もしかしたらそちらの方がいいポイントなのかもしれない。
 
ひと息ついて仕掛けを作る。今日はキザクラのウキ・立瀬を購入してきたので楽しみである。小粒なのに自重があるから、遠投を必要とし、食いが渋いこのポイントにはピックリと思ったからだ。
 
先日は0号ウキの2ヒロ固定でアタったので、立瀬の0号をチョイス。道糸、ハリスは、いずれも3号(本誌1月号参照)で、ハリはオーナーの速攻グレ7号。
 
右側の突端から田中会長、芦北君、太田君、私と釣り座を構えて釣り開始。小宮さんは『わっか者は元気かなあ、ガッハッハ』と、まだ休憩中。マキエを打つと、まだ上げ潮が動いていた。先週の日曜日は大潮だったが全く潮が動かず、エサ盗りのオンパレードだつたそうだ。そうすると潮が小さい方が潮行きがいいのかもしれない。ともあれ、8時の満潮まで1時間半なので集中して攻める。

しばらく何のアタリもなく、ツケエも残ってきたが、マキエが効きだすと渋めではあるがアタリが出始めた。仕掛けを張ったらウキが浮いてきて、オキアミの頭だけ盗られている状況である。
 
『こりゃクロばい』とつぶやいて真剣になる。前回は、ダレていたのと、なめていたことで不意をつかれてしまい、3号ハリスをブッちぎられたのだ。常に集中しておくことは大切なことだ。

そんな私の所へ、仕掛け作りを終えた小宮さんが『ヤッチューン、一緒に釣ろうや〜』とネコなで声でやってきた。『ここは下げ潮のポイントなので会長のとこで釣らんですか』と突き放すと『ヤッチュンから嫌われたばい、ガッハッハ』と会長の隣に入っていったが、やはり私のことを愛しているのか、すぐに戻ってきた。本当は、足場が狭いのと、逆光になるために釣りにくいからである。

7時、芦北君の合わせが入った。竿の曲がりから良型ということが分かる。いいなあと見ていると、50cmほどのチヌがタモに納まった。クロではなくて、なぜかホッとする。
 
私の方は一向に流れが良くならないので、会長の横へと移動。一段高い所から、今まで投入していたシズミ瀬の方まで遠投する。この方向だと、横からの光なのでウキがよく見える。だが手前に流れてくる当て潮だ。

25mぐらい遠投していた仕掛けが、竿2本ほど先まで寄ってきて、ここから沖の方へ引かれ始めた。
 
いい感じだ、と見ていると、いきなりスパッとウキが消えた。さっきまでツケエが残っていたことと、仕掛けが入っていないようだったので、ウキ下を2ヒロから3ヒロにし、ハリスの中央に4号のガン玉を打ったのが正解だったようだ。

合わせを入れて素早く4、5回リールを巻き込んでから相手を確かめてみると、けっこう良型のようだ。左側の、やり取りがしやすい場所まで移動する。

やり取りを始めると、足元までスンナリ寄ってきたが、ここから突っ込みが始まった。最初はチヌと思っていたが、どうも良型のオナガのようである。以前、五島の久賀島で、足元まで寄せて何度もバラしたことが頭をよぎったので、竿の角度に注意しながら優しくやり取りをする。

無事タモに納めたのは、やっぱりオナガで、前回と同型ぐらいかな、と思つたが、芦北君が『こいはキロを超しとるですね』と言う。彼の目測は正確で、後で測ったら43Cm、1・2kgもあつた。地磯でこのサイズのオナガが釣れるとはビックリである。

同じパターンでもう1枚と期待したが、アタリは出ずにツケエも残ってくる。
 
そんな中、丁寧に仕掛けを打ち返していた会長が竿を曲げ、キロ弱のオナガをゲット。続いて芦北君にもヒットしたが、これはバラしてしまった。本人は『キロオーバーのオナガやった』と言っていたが、誰も信じなかった。そのバラシがたたったのか、アタリはパッタリなくなり、手のひらちょっとのクロが1枚釣れただけで14時となり、納竿とした。
 
この場所は北西の風に強く、12月末までは実績があるそうだ。地元の人とトラブルがないようにして、いつまでも残していきたいと思う。

■3号ラインが2回もプッツリ!11月3日(日)藤田尾の地磯■

休日ごとのシケで、ついに11月になってしまった。昨日からの3連休も大シケで、渡船が出れる状態ではない。

ということで、またまた地磯探検隊を組まなければならなくなった。今回の隊員は七名で、どんどん増えていく。

昨夜のうちに出港中止が出て、みんなの気が抜けたのか、9時集合になってしまった。しかも出発は10時という有様。
 
今回は人数が多いので、白木隊長のススメにより藤田尾に行くことになった。といっても、千々の隣に続く地磯。車を降りてからの距離は長いが、平坦な山道なので、けっこう楽とのこと。また『100人行っても大丈夫』と隊長は言う。
 
ところが、着いてみると車4台の先客がいて、めぼしいポイントから竿が出されていた。隊長の指示により、空いたポイントに入る。湾側もシズミ瀬が多くて良さそうな雰囲気だが、左の方へ上げ潮が動いているので、道糸がシズミ瀬の払い出しにとられて釣りにくい。
 
それでも、マキエが効きだすとアタリが出始め、ついにシズミ瀬の横でウキが消えた。大きくはないので強引に巻き取ってブリ上げたのは、足の裏サイズのクロだった。続いて藤吉君と北畠さんが竿を曲げ、300gと500gクラスのクロをゲット。更に会長がヘダイ、芦北君が小型のマダイを仕留めた。
           
時合い到来か、私にもヒット。これは良型のチヌだったが、タモ入れ寸前にハリ外れをやらかしてしまった。会長には内緒にしていたが、ハリを滅多に使わない4号まで落としていたのが原因か。
 
その後、先客が帰られたので、全員で移動。ここは足元から深くなっており、潮通しもいい。だが、先客はカゴ釣りだったので(かなり釣れていた)、ポイントが遠く、タナも深いと予想される。
 
そんなことから、意外と瀬際がいいのでは、と考えて足元を攻めてみる。しかし、エサ盗りが少なくアタリも出なかった。徐々に探って竿1本半、更にはKzGTRで全層釣りをやったというのに……。ところが、私の横で竿を出していた北畠さんは、1kg級のイシダイをゲットして大喜び。左のA点へ移動した自作ウキ派の隊長は、会長のススメで初めて使うキザクラの全層攻め00号を30m以上沖の潮目まで大遠投していたが、数投目にして大アタリをとらえた。が、無念のバラシ。
 
その後も沖の潮目を攻め、同じような大アタリがきたが、今度は3号の道糸から飛ばされてしまった。正体は一体何だったのだろう。この後、クラブ内で全層攻め00号信仰が始まったのは言うまでもない。
 
今日は晴れたり雨が降ったりと、クルクル天気が変わり、夕まずめのゴールデンタイムには二つも虹が出て、ラストチャンスが期待されたが、隊長のバラシが虹の数で終わってしまった。
 
水深があることと潮通しがいいこと、更に砂地にシズミ瀬が点在していることから、バラシの正体は大型のマダイではないだろうか。足場もいいので夜釣りをしても良さそうだ。なお、日中のクロは、水温が下がるこれからがグッドとのことである。

釣況は、フィッシングショツプ、オガワTEL095・878・1301。
           (流礁会