■エサ盗りをかわし、キーパーサイズのグレを釣り上げる■
@松木 敬輔
9月29日(日)。
25cm以上の(大会の)キープサイズのグレを釣るのが、今の時期どれだけ難しいか自分自身経験したくて、宇和島の三浦渡船に乗って日振島に向かいました。
午前5時20分に出船し、約45分で到着です。まずは横島の磯、キマグレの西隣の磯(名前がわかりません)で釣り開始です。釣り大会を想定して、25cm以上のグレを狙います。道糸1・8号とハリス1・7号3mは直結し、ウキは「IDR
NAGI0号」。針はグレ針5号です。マキエはアミエビ2kgオキアミ生6kgに配合エサを2袋混ぜたものを使用します。
釣りはじめてマキエを撒いてみると、磯際にスズメダイがたくさんいます。まず最初はウキ下3mからはじめます。ハリスにジンタン5号(J5)を付けて、磯際にマキエを打ってスズメダイを磯際に寄せてから少し沖目を狙います。すると1投目からハリスがズタズタに。見えないところに、かなりの数のキタマクラがいるようです。磯際に集中的にマキエをして沖目を狙いますが、状況はいっこうに変わりません。
そのうち沖目にはアジがまわってきて、アジが入れ食いになりました。そこでマキエを遠投してアジとキタマクラを沖に集めて磯際を釣ろうと頑張りますが、アジも磯際から離れません。アジの下にはグレも見えていますが、サシエがグレのタナまで届きません。
潮はゆっくり右のほうに流れています。右前方にあるシモリに当たって斜め沖に出ているようです。海の中を見ていると、グレは右側のシモリから出てきてマキエを拾っているようです。そこでマキエを潮上の左方向に打って、サシエはシモリ際に入れてみます。
すると1投目にグレが釣れました。20cmと小さいのですが、自分がイメージしたように釣れた価値ある1匹です。次はキーパーサイズをと同じように釣りはじめますが、マキエをしてみるとエサ盗りの様子がおかしいのです。先ほどまでのエサ盗りの動きと違い、一瞬にしてエサ盗りがいなくなりました。サメがいるようです。サメの出現から全然、グレが見えなくなってしまいました。
10時の見回りを待って磯替わり。今度はムラコシ1番で釣り開始です。ウキを『lDR NAGl00号」に変更して、ウキ下2・5mで釣りはじめます。
ここもマキエをするとエサ盗りがかなりいます。それでも下のほうにはグレらしい魚も見えます。マキエを続けていると、グレの数も増え、水面下2mくらいまで浮いてきてマキエを拾っているようです。磯際にマキエを打って、少し沖目を釣ります。しかし釣れてくるのはエサ盗りばかりです。これだけグレが見えているのに釣れない……。すぐにでも釣れそうなのに。
 |
そこでマキエだけをして、海の中をゆっくり観察してみました。すると、上の潮は沖に向いて流れているようですが、実際は当て潮で、底のほうではゆっくり磯際へと流れて、それから左のほうへ行っているようです。上の潮は波のせいで沖に流れているように見えただけでした。それがわかれば、今度は沖にマキエを打って、仕掛けをそのマキエに合わせます。すると20cmくらいのグレが釣れましたが、どうしてもキーパーサイズが釣れません。ただ、キーパーサイズのグレが浮くのが見えました。
そこで、ハリスを1・5号にして、ウキ下1・5mで早く浮いてくるグレを狙います。スズメダイが磯際にいますから、マキエを縦長に撒いて、そのマキエの先端に仕掛けをいれます。足の遅いスズメダイもマキエを追って沖に出ますが、足の速いグレはスズメダイより沖のマキエの先端付近に浮いてくると考えたからです。
自分のイメージしたようにアタリが出ました。25cmのキーパーサイズのグレです。同じパターンで、3匹のキーパーサイズのグレを釣りました。釣り大会だと5匹のグレの重量ですので、あと2匹足りません。グレも学習しているのか、同じところで釣れなくなりました。沖にはキタマクラもたくさんいますので、サシエが残るところを探しながらマキエの先端を釣ったり、右側を釣ったり、左側を釣ったり、活性の高いグレを拾い釣りしていきます。
キーパーギリギリのグレを3匹、なんとか追加できて、目標の5匹よりも1匹多く、6匹のグレを釣ることができました。
その後は深いタナで大きいグレを狙いましたが、それからあとはグレが釣れないまま13時に納竿。磯のゴミを掃除して1時30分に渡船に乗りました。今の時期に25cmのグレを釣るのも大変です。
余談ですが、磯にゴミがたくさん落ちています。ゴミは持ち帰るのが釣り人のマナーです。自分のゴミ、他の人が置いていったゴミと言わずに持ち帰るようにしたら、きれいな釣り場でもっと楽しい釣りができるのではないでしょうか?