四国西南部磯釣情報

日振島・1番&10番
【状況に応じた攻略法でグレとマダイをキャッチ】

           @松田 友和

このところ、お盆過ぎてからの残暑も一段落という感じですが、みなさん、磯釣りに行ってますか? 私は9月12日(金)に釣行の予定を立てていたのですが、台風のために泣く泣く断念。台風が去った日曜日に、釣友が日振島でまずまずの釣果を上げたと聞き、いてもたってもいられず、どうにか17日(水)に釣友の千田さん(大洲市)と、日振島へと出かけることにした。
 
午前3時半、いつものように、釣人館ますだ(大洲市)でマキエ作り。
この日のマキエは、ヒロキューのオキアミ生6kg、アミエビ(ジャミ)4kg、キザミッコボイル1袋に集魚材「イッキ浮かせグレ」と「ハイパーグレZ」を1袋ずつ加え丹念に混ぜ合わせた。
 
準備万端で、この日お世話になる清家渡船(北宇和郡吉田町)へと出発しました。大洲からだと約40分と近いためよく利用している渡船だ。
 
この日のお客さんは、私たちをふくめて16名。その半分が底物(イシダイ)狙い。船頭に聞くと、このところよく釣れているそうだ。
 
午前5時20分、港を出て約30分ほどで日振島に到着。すると、この日は他の渡船が出ておらず、どこでも好きな磯に渡ればいいとのこと。そう言われると、逆に意外と迷ってしまいなかなか決められず、結局私は「1番」へ、千田さんは「イヨシバエ」へと分かれて渡ることにした。
 
とりあえず釣り座をAに構え、釣り開始。早々にヒットしたのはキツ(イズスミ)だった。その後、マキエや仕掛けを投入する場所やタイミングを変えたりしたものの、ヒットするのは20cm前後のグレやキツばかり。

そこで釣り座Bに移動。ウキを「IDR立瀬0号」から「IDR鵜澤ナギ00号」に変え、ジンタンの5号を段打ちにして、仕掛けを沈めて張りながら釣ってみることにした。
 
だが、型はいく分かよくなったものの25〜26cmといったところ。たまに大きくロッドを締め込むのは40cm前後のキツだけ。そこで思い切って30mくらい沖にあると思われる沈み根付近を探るも、ベラやキタマクラばかり。そうこうしていると、千田さんから携帯に「こっちも小型グレばかりで、これから磯を替わるところ」との連絡が入り、私もー結に磯替わりすることにした。

■「10番」でグレとマダイ

替わった磯は、この時間までに、ほかの釣り人が40cmまでのグレを10匹ほど釣っていたという「10番」。
 
私は先ほどの磯でキツと小型グレのあまりの多さにマキエをほとんど使い切っていたため、マキエを補充することにした。こんな時のために、いつも予備のマキエ(今回はキザミッコ生に「沖あみパン」2袋)を持参しているのだ。
 
追加のマキエを作り、準備万全、気持ちを入れ替えて釣り再開。釣り開始直後、千田さんが45cmほどのキツを掛けた。なんか嫌な雰囲気……。2人の撒いたマキエに群がるのは、40〜50cmのキツがほとんど。
その下手に20〜25cmほどのグレがこぼれたマキエを拾っているといった状況。なんとかグレとキツは釣り分けられるものの、グレのサイズアップにはいたらない。
 
そこで、仕掛けを交換することにした。この磯では、サラシの際を「KAZU競技000号」で仕掛けを沈めながら釣っていたのだが、ウキを「IDR鵜澤ナギ00号」に、ハリスも∨ハード(サンライン)1.5号から1.25号、針はヘッド伊勢尼(オーナーばり)6号から5号へと交換。オモリは打たず、自然に仕掛けをマキエと合わすことにこだわってみた。狙うのは、2人の釣り座の・中央の磯際。マキエはあえてせず、磯際の縦の層を探ってみた。
 
ヒット!なんと一発で食ってきた。キツと違う重量感のある引き、間違いない、グレだ! あまり大きくないようだが、慎重に浮かせ玉網におさめたのは36cmの口太グレだった。やっとまあまあのサイズにめぐり会えた。苦労しただけに、嬉しさもひとしおだ。
 
すかさず千田さんに今の状況を説明し、同じポイントを攻めてもらったところ、すぐにヒットさせた。しかも型がよさそうだ。ロッドを寝かせ、瀬ズレをかわしにかかるが、かわしきれずにラインブレイク。残念。
千田さんによると、今のは間違いなくグレで、軽く40cmは超えていたと言う。
 
気を取り直して再開したところ、磯際の反転流が消え、エサ盗りの溜まり場に変貌していた。そこで思いきって再び仕掛けを交換することにした。ウキは「IDR遠投40 1号」でハリスを2号に、もちろん道糸を1.75号から2.5号に交換している。この仕掛けで、沖の深みを探ってみる。タナは約10m、潮下のマキエが溜まっていそうな場所へと仕掛けを流していく。
 
もうすぐ納竿だね〜、と2人で話している時だった、いきなり竿をひったくられた。あわてて体制を立て直し、反撃開始。この引きの感じからするとマダイだろう。大きく首を振っている。慎重なやり取りで浮かせると、60cmのマダイだった。
 
これを取り込んだところで、迎えの渡船が来た。この日、他のお客さんも釣果に恵まれなかったようだ。「まあ、こんな日もあるさ」と船頭に慰められ、帰途についた。

●釣行メモ
釣行日/9月17日(水)
潮 汐/中潮
   満潮 11時04分
   干潮 4時32分(宇和島港)
清家渡船  TEL0895(52)3410